忙しかった3月
前半は数字との毎日
そして創房展の準備
1年に1回はピアノのお稽古と同じように発表会なるものがしたいと
続けてきた子どもたちの展覧会。
創はツクルという意味も、もちろんあるがハジメルという意味もあり、倉と刀が組み合わさった少々物騒な雰囲気もある感じだがともに意味が深い。当時は細い縦長の部屋でもあり、房という明日を拓いていく豆、種がそこにある秘密基地のような場所を想い、組みあわせた造語が創房だ。つけてはみたもののつけた本人が口に出すことがあまりないので一部しか浸透していないところもある。それでいいのだと当の本人が思っているからよしとしているが…展覧会となると表に出てくる言葉でもある。
いつものようにビッグテーマは宮沢賢治さん
今年の額装作品は「雨ニモマケズ」をみんなの絵でつないでいった。
そして表紙絵は「なめとこ山の熊」を読んで描いた。
作品を描くことは自分勝手でもあるけれどある時は人に思いを告げる場でもあってほしい。
言葉も大切だが時に表現しきれなかったり、誤解を招いたりもするから静かに心落ち着けて発信できる大切な手段。
時に子どもたちからは思った以上の思いが伝わってくる。
さて今年もわが房のlittleartistからもらった幸せな時間。
保護者様はもとより一般のお客様にもおすそ分けできたなら幸せはふくらむ。
2024年創房展
3月16日㈯~20日㈬
「雨ニモマケズ」を題材にあらためて選んだのは今年に入ってのことではなく
あいかわらずの自然災害
そこに1月1日の能登半島での地震がおこった。
ウクライナ、ロシアの戦争はじめ人々のいがみ合い
「なめとこ山の熊」を手に取ったのは
街に降りてくる熊たちのニュース
今直接かかわることのないことかもしれないけど
心を痛め、よりそうことはできる
なにができんの?
そういわれたとき
ふがいない思いはするけれど
しらんぷりをするよりは一歩
「サウイフモノニワタシハナリタイ」
「行ッテ」とくりかえす言葉に
その地に行けなくても
小さな行動の一歩に希望を添えたい
ここに参加してくれた子どもたちと保護者の皆さんに感謝して。
白の会展とこの度の創房展を終えて
毎年白の会で集まった浄財を日赤兵庫支部にしておりましたが
今回は能登地方の地震もうけて少しずつですが以下の浄財を各赤十字社にさせていただきました。
白の会参加者、M様、I様、N様のご寄付、募金箱に入れてくださった皆様ありがとうございました。
兵庫支部 ¥20,801
石川支部 ¥20,000
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